阪急阪神HD、株主総会で角和夫会長がタカラジェンヌ死亡問題を陳謝…再発防止策など説明
阪急阪神ホールディングス(HD)は14日、大阪市内で株主総会を開いた。昨年9月に宝塚歌劇団の宙(そら)組に所属する女性が死亡した問題を巡り、角和夫会長が「株主をはじめ、多くの皆様にご心配をおかけしていることを心よりおわび申し上げます」と陳謝し、頭を下げた。
宝塚歌劇団は阪急阪神HDの子会社である阪急電鉄が運営している。一連の問題を巡っては今年3月、歌劇団として、亡くなった劇団員に対して上級生らからのパワーハラスメントがあったことを認めている。
株主総会では、嶋田泰夫社長が「実効性のあるガバナンス(組織統治)を構築できていなかったことを重く受け止めている」と述べた。その上で、嶋田氏は劇団員向けの研修など再発防止の取り組みを実施していることや、相談窓口の設置など劇団員が良好な環境で活躍できる体制作りを進めていることを説明した。