最小限の努力で最大の結果を得る方法はコレ…ビル・ゲイツが「大変な仕事」を任せる人物の納得の基準
■よりラクして成果の出る方法を常に探している 一方、要領が悪い人は、丁寧で細かい作業を好み、細部にこだわりすぎて全体を見失うことがあります。その結果、作業効率が悪くなり、必要以上に時間と労力をかけてしまいます。 また、情報を集めすぎたり、分析に時間をかけすぎたりすることで、逆に決断ができなくなることもあります。この状態は「分析麻痺」と言い、考えすぎて行動に移れなくなることを意味します。 要領がいい人は、面倒を避けるために、よりラクして成果の出る方法を探します。 例えば、直接会う打ち合わせの代わりにZoomなどのオンライン会議を活用することで、移動時間を省き、場所に縛られずにミーティングを効率化できないかと考えます。 専門知識が必要な場面では、最初から専門家に協力を仰ぎ、自分は得意分野に集中します。新しい仕事を一から調べるのではなく、まず過去の前例や似たケースを参考にするなど事前にしっかりと調査を行うことで、無駄な時間を省きます。 ■「汗をかいて働くことが美徳の時代」は終わった その他、手書きのメモをデジタルに移行する方法を探す。よく使うメールや文書のテンプレートを作成して繰り返し使えるようにする。 パソコン作業ではショートカットキーを活用して頻繁に使う操作を効率化する。メールを自動でフォルダに振り分ける設定をして不要なメールの整理にかかる時間を短縮する。このように面倒なことを回避するために、ラクな方法がないか常日頃から考えています。 働き方改革、残業ゼロを目指すなら、「(いい意味で)怠けることを恐れず、いかに効率的に仕事を進めるか」を考えることです。日本人はよくも悪くも「勤勉」「努力」「精進」という言葉が好きです。 投資やネットビジネスによる儲けを否定して、汗をかきながら働いて、稼ぐことが美徳とされてきました。 そのよきところも取り入れながら、ラクをすることを否定的に捉えるのではなく、要領よく、効率の追求に活かす。グローバルな社会になった今、国際競争をするうえでも要領がいい働き方は、必要になると私は考えています。