花嫁が憧れるドレスの宝庫! パリ・オートクチュールの世界【後編】
2024年6月24~27日にパリで開催された2024-25年秋冬オートクチュールコレクション。細部までこだわった最高峰のドレスの数々は、デザイナーや職人の情熱の賜物です。前編もあわせてぜひチェックして。
ヴァイシャリ・エス
インドの職人技と革新的なデザインが融合したクリエイションが話題のヴァイシャリ・エス。立体的な植物モチーフの装飾、有機的な流線形のスカートがオーガニックなムードを醸し出しています。
ロバート・アビ・ナダー
レバノン出身のデザイナーが手がけるゴージャス&エキゾチックな世界観が魅力のロバート・アビ・ナダー。シルクサテン地にゴールドとシルバーのスパンコール刺しゅうが贅沢に施されたドレスは、細身のシルエットながらも量感たっぷりのトレーン付き。華やかなバンケットに映えること必至です。
ヤラ・シューメーカー
シリア系アメリカ人のデザイナー、ヤラ・シューメーカーが手がけるブランド。動くたび繊細に光るビーディングと花のアップリケがクラフトマンシップを漂わせるオフショルダードレスに、小ぶりな白のブーケを持ち、可憐な花嫁に。
ステファン・ローランド
パリシックなデザインと彫刻的なシルエット美でウエディング・ラインも人気のステファン・ローランド。大小さまざまな花の3D装飾に包まれたドレスは、なだらかな曲線を描く巨大なフードとトレーンスカートがドラマチックな一着です。
アルダザエイ
スウェーデン系イラン人のデザイナーが2018年に設立したアルダザエイ。ケープとシルクシフォンのトレーンが付いた彫刻的なマーメイドドレスは、胸元にスパンコールやガラスビーズ、クリスタルを使った贅沢な刺しゅうが施されて。冠のように高さを出した三つ編みヘアもフォトジェニックです。
アレクシ・マビーユ
黒のリボンがポイントの白のボディースーツは、スパンコールが煌めくシアーな身頃が大胆&センシュアル。レースでトリミングされたベールをさらりとまとい、大人モードな花嫁姿が完成します。
ヴィクター アンド ロルフ
立方体、三角形、球体といった幾何学的な形がリボンやドレープとともに織り込まれた彫刻的なドレス。ヴィクター アンド ロルフらしい自由なスピリットが弾けたオブジェのような作品群は、どれも強烈なインパクトを放っていました。