映画『画家ボナール ピエールとマルト』:フランス絵画の巨匠が見た景色、愛した女性
【Profile】
マルタン・プロヴォ Martin PROVOST 1957 年、フランス・ブレスト出⾝。女性画家セラフィーヌ・ルイの生涯を描いた映画『セラフィーヌの庭』(2008)がフランスのアカデミー賞にあたるセザール賞で最多 7 部⾨を受賞。そのほかの主な監督作に、⼥性として初めて性を描いた作家ヴィオレット・ルデュックと、彼⼥を⽀えたシモーヌ・ド・ボーヴォワールの友情を描いた『ヴィオレット ある作家の肖像』(13)、カトリーヌ・ドヌーヴとカトリーヌ・フロが⺟娘役で初共演し話題となった『ルージュの⼿紙』(16)、主演ジュリエット・ビノシュほかフランスの名⼥優たちが出演したコメディ作品『5⽉の花嫁学校』(20)など。 ヴァンサン・マケーニュ Vincent MACAIGNE 1978 年、フランス・パリ出⾝。国⽴⾼等演劇学校を卒業後、俳優業に加え映画監督や舞台演出家としても活躍。2013年カンヌ国際映画祭で『ソルフェリーノの戦い』、『7⽉14⽇の娘』、『メニルモンタン 2つの秋と3つの冬』と3 本の出演作品が上映されて話題に。2014年『EDEN/エデン』(ミア・ハンセン=ラヴ監督)、16 年『夜明けの祈り』(アンヌ・フォンテーヌ監督)、17 年『セラヴィ!』(エリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ監督)など、数々のヒット作に出演。フランスを代表する俳優の1人。 松本 卓也(ニッポンドットコム) MATSUMOTO Takuya ニッポンドットコム海外発信部(多言語チーム)チーフエディター。映画とフランス語を担当。1995年から2010年までフランスで過ごす。翻訳会社勤務を経て、在仏日本人向けフリーペーパー「フランス雑波(ざっぱ)」の副編集長、次いで「ボンズ~ル」の編集長を務める。2011年7月よりニッポンドットコム職員に。2022年11月より現職。