デイビッドはムバッペの壁に阻まれ続けてきた

リールでプレイするJ・デイビッド photo/Getty Images

仏のリーグ・アンからはFWキリアン・ムバッペが去り、今季は得点王レースにも注目が集まる。2018-19シーズンからはムバッペがこのタイトルを独占してきたため、他のFWたちにはなかなかチャンスがなかったのだ。 ［動画］ル・アーヴル戦でデイビッドが決めたハットトリック 今季ここまでの得点レースを見ると、トップを走るのはパリ・サンジェルマンFWブラッドリー・バルコラで6ゴールだ。ムバッペに代わるPSGのエース候補に名乗り出たわけだが、このスタートは予想外だったか。 それに続くのはリールFWジョナサン・デイビッド、マルセイユFWメイソン・グリーンウッドで5ゴールだ。今夏にマルセイユへ加わったグリーンウッドは早々にロベルト・デ・ゼルビのサッカーにフィットしていて、才能的にはリーグ・アン得点王を狙うだけのポテンシャルがある。 ただ、やはり1番人気はカナダ代表のFWデイビッドとなるのではないか。2022-23シーズンは24ゴールを挙げて惜しくも得点ランク3位（1位はムバッペで29ゴール）、昨季もデイビッドは19ゴールを挙げたが、これまたムバッペに負けて2位だった（ムバッペは27ゴール）。 デイビッドは今夏の移籍も盛んに噂されたが、最終的にはリールへ残った。28日に行われたル・アーヴル戦ではハットトリックを記録しており、デイビッドとしてはリーグ・アン得点王のタイトルを手に今後の行き先を検討したいところ。 新星のバルコラがどこまで数字を伸ばすかも楽しみなポイントだが、ムバッペの抜けたリーグ・アンで得点王を獲るのは誰だ。