「島根県でも同じ状況になると思うと黙っていられない」丸山知事が能登半島地震への政府対応に苦言
山陰中央テレビ
島根県の丸山知事は、10日に開いた定例会見で、能登半島地震への政府の対応について苦言を呈しました。 丸山知事: 遅いですよね。水道もまだ通ってない所もある。能登の被災地の皆さんの復旧を最優先で政府にはやってもらわないといけないんじゃないか。 これは、政府が災害用備蓄状況の公表を自治体に対して義務化する法改正を検討している件について、記者の質問に答えた後、丸山知事が能登半島地震に対する政府の対応についての考えを述べました。 丸山知事は、「政局優先で震災に対しての補正予算を1年間も遅らせてきた。迅速だったとは言い難い。衆議院選挙の石川3区で自民党は負けた。有権者の審判は下されたと思う」と強く批判しました。 また島根県のケースに置き換えて、「島根半島や隠岐諸島、山間部などの僻地を抱える地域。能登半島地震の対応が前例となることはあってはならない」と語気を強めました。 さらに「私はそれは耐えがたい。島根県も他の地域も同じ扱いをすると宣言されてると同じこと」と述べるとともに、「島根県でも同じ状況になると思うと黙ってはいられない」と政府に被災地復興へ迅速な対応を取るよう苦言を呈しました。
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