Pixel 9シリーズの3モデルはGood、Better、Best。お買い得はPixel 9 Pro
カメラ
Pixel 9 ProとPixel 9 Pro XLのカメラは同じリアトリプル、50MP広角・48MP超広角・48望遠。Pixel 8 Proからは絞り値の幅が少し広がっているので、これで奥行きやナイト撮影が向上します。その他は前述した通り、光学5倍ズーム、最大でデジタル30倍ズームあり。 実際に同じ日に撮影した画像をPixel 8とPixel 9で見返すと、これ好みもあると思いますが、Pixel 8の空のほうが青味が強く、 Pixel 9は黄色が若干強い。また、夜間撮影ではPixel 9のほうが全体的に色のバランスがいいと感じました。 セルフィーカメラも大きい。Pixel 9は10.5MPなんです。これが、Pixel 9 Pro/ Pro XLになると42MP! 個人的に去年Pixel 8 Proの10.5MPで物足りなさを感じたので、ここはお金出して高位機種にしたくなるポイントです。 カメラ機能には、基本モデルと高位機種で差があるものの、今回一番期待しているAdd Me機能は全モデルで利用可能。撮影を2回に分け、カメラを構えている人も一緒にグループフォトがとれる機能です。 高位機種のみで使用できるVideo Boost機能。暗所でも動画のクオリティを底上げしてくれるお助けモードです。夜の散歩で試してみたところ、機能を使う・使わないで明らかな差が見えました。 ただ、これBoost機能の成果を見るのに時間がかかるという制約があります。Google Photosが底上げ処理をしてくれるのですが、できあがるのに1時間ほどかかりました。
Proモデルの性能:すべてはAIのため
メモリ増強、これがすべてです。正直、Pixel 8の8GBでは足りなくてイライラすることがありました。Pixel 8では使いづらかったAI関連機能も、このメモリなら使ってみようという気にもなります。 Tensor G4チップは、ウェブ観覧やアプリ機能、全体的な電力消費効率化が進化しているとのこと。一番はAI。自社チップなだけあってGoogle AIのためにデザインされています。衛星接続も可能(後述します)。 バッテリーは、YouTubeを流しまくる編集部のテスト待ちですが、Pixel 9 Pro XLの5,060mAhバッテリーは、普通に使って2日間充電なしでいけました。