レッドブルF1、メルセデスの“ゼロポッド”コンセプトを研究中「うまく実装できるかどうかテストしていく」
レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、レッドブル・レーシングが2024年型F1マシンRB20の開発をするなかで、メルセデスが過去に追求したものと似たコンセプトについて研究していると述べた。 【ギャラリー】2024年F1プレシーズンテスト1日目 レッドブルがRB20を初披露した際に、サイドポッドやエンジンカバー等に、メルセデスの過去2年のマシンに似たデザインが採用されていることが注目された。 メルセデスは、2022年に導入した“ゼロポッド”デザインを、2023年序盤に放棄することを決めた。しかしレッドブルはこれと似たコンセプトを利用することを検討している。 レッドブルはメルセデスが失敗したことをうまく機能させようとしているのかと聞かれたマルコは、次のように答えた。 「彼ら(メルセデス)は、サイドポッドレスのコンセプトについて、データでは納得していたが、実際にはそれは全く機能しなかった」とマルコは『Servus TV』に対して語った。 「我々は、このソリューション、あるいは似たソリューションをうまく実装できるかどうか、テストにおいて確認していく」 「(チーフテクニカルオフィサーの)エイドリアン・ニューウェイは、ラジエターがない方が好きだと言っている。もちろん、エンジン担当にとっては不可能なことであり、それは当然だ」 マルコは、レッドブルがが今後試すかもしれないものは、メルセデスほど極端なデザインではないと述べた。 「(メルセデスほど)極端ではないが、アイデアとしては同じような方向性を持っている」 マルコは、RB20について、テストで走らせているマシンは、今シーズン使用するものの基礎になり、今後さらに変化すると示唆した。 「単なる進化ではない。それは小さな革命だ」 「2024年に使用されるだろうものの基礎だ。シミュレーションと風洞では、すべてが非常にうまく機能した」 [オートスポーツweb 2024年02月22日]