「文化が違うんだなって思いました」 スペイン人が困り顔 母国にあって日本で見つけられなかったものとは
海外旅行では、自分の国との違いに驚いたり、慣れないことに四苦八苦したりすることもあるでしょう。日本にやってきた親日家のスペイン人一家は、久しぶりの日本に目を輝かせながらも、母国にはあるのに日本にはないものに困惑していました。それはいったい、どのようなものだったのでしょうか。 【写真】スペイン人が日本で見つけられなくて困ったものの写真 ◇ ◇ ◇
15年ぶりの再訪日 息子のレオくんは初めての日本
スペインの首都・マドリードから日本を訪れているフアンさん一家。フアンさんは6回目、ヴァネッサさんは5回目の日本という親日家で、レオくんは初めての日本旅行です。 「東京五輪に合わせて来る予定だったのですが、コロナでダメになってしまって……。日本は15年ぶりなんです」 久しぶりの訪日に頬がゆるんだヴァネッサさん。一家は1週間の滞在を予定していて、主に東京観光を満喫しています。最後の2日間は箱根にも足を延ばし、レオくんにとって生まれて初めての温泉体験も楽しむそう。 フアンさんは、訪日できなかった15年の間に起きた日本の変化にも目を見張りました。 「現金ではなくカードで支払えるお店が増えたし、以前はインターネットを使える場所も限られていました。観光客も増えましたし、観光のしやすさも違います」 以前と比べて、さらに利便性が増している日本への愛が止まらない様子でした。
日本ではインターネットが必須
ただ、ひとつだけ困ったことがあったといいます。 「街を歩いていて、道の名前が看板とかで表示されないことが多いので、インターネットがないと、もうどこにいるのかわからなくなるんです」 欧米では、大小にかかわらず道に名前がついており、お店などの住所も番地と道の名前で表すことが通例です。「普段、『○○通り』というのを目印にして目的地に向かうので、それは文化が違うんだなって思いました」と、普段の生活と同じようにいかず、不便さを感じたようです。 少し困った表情を浮かべるヴァネッサさんの横で「順応するのも、旅の醍醐味ですけどね」と、フアンさんは穏やかに笑みをこぼしていました。日本とスペインの違いを見つけながら、残りの旅も楽しんでほしいですね。
Hint-Pot編集部