新札が発行されましたが、板垣退助の「百円札」はまだ使えるのでしょうか?
これまで日本国内では、さまざまな紙幣および硬貨が発行されており、古いお金が自宅に眠っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。 本記事では、新札発行後の旧札の使用状況について解説します。板垣退助の百円札が現在も使用可能か、またその交換方法についても説明するので、ぜひ参考にしてください。 ▼実家の物置で「鳳凰」の描かれた100円玉を発見! 昔のお金は今も使える? 高く売れる場合もあるの?
昔のお金は今も使える?
日本銀行が発行している紙幣の取り扱いについては、日本銀行法に基づいています。 この日本銀行法の第四十六条第2項において「日本銀行が発行する銀行券(中略)は、法貨として無制限に通用する。」とされているため、特別な法令が発令されない限り使い続けることができるとされています。 そのため新札が発行されたからといって、旧札が使えなくなる、古いお金が使えなくなる、などといったことはありません。
使える旧紙幣と旧硬貨
財務省のホームページでは、現在発行されていない紙幣及び硬貨のなかでも、使用できるものが公表されています。 使用できる旧紙幣は、次のとおりです。 ●旧壱円券(大黒天) ●改造壱円券(武内宿禰) ●い壱円券(武内宿禰) ●A壱円券(二宮尊徳) ●A五円券(彩文模様) ●A拾円券(国会議事堂) ●A百円券(聖徳太子) ●B五拾円券(高橋是清) ●B百円券(板垣退助) ●B五百円券(岩倉具視) ●B千円券(聖徳太子) ●C五百円券(岩倉具視) ●C千円券(伊藤博文) ●C五千円券(聖徳太子) ●C一万円券(聖徳太子) ●D千円券(夏目漱石) ●D五千円券(新渡戸稲造) ●D一万円券(福沢諭吉) 使用できる旧硬貨は、次のとおりです。 ●5円黄銅貨(国会議事堂・穴無) ●5円黄銅貨(稲穂等) ●10円青銅貨(平等院鳳凰堂) ●50円ニッケル貨(菊・穴無) ●50円ニッケル貨(菊) ●100円銀貨(鳳凰) ●100円銀貨(稲穂) ●500円白銅貨(桐) ●500円ニッケル黄銅貨(桐)
旧札は銀行で交換可能
旧札は、銀行で手続きすることで新札へ交換することが可能です。新札に交換する際は、両替依頼書に金額や枚数、新札の希望の有無などを記入し、窓口に提出します。 新札交換時に手数料は発生することがありますが、対応は各銀行によって異なるため事前に確認するようにしましょう。