【フィギュア】河辺愛菜「悔しいどころではない」肺炎から3日で出場も7位/西日本インカレ
<フィギュアスケート:西日本学生選手権>◇最終日◇20日◇滋賀県立アイスアリーナ◇女子(フリーのみ) 【写真】女子フリーで演技する河辺 22年北京五輪代表の河辺愛菜(19=中京大)は、89・87点の7位にとどまった。「想像よりはるかに下の点数だったので、悔しいというか…悔しいどころではない」。3回転ルッツ、3回転フリップなど4本のジャンプで転倒。演技後は、肩を落とした。 体調不良で、十分な練習を積めていなかった。約1週間前に肺炎に感染。5日間をベッドの上で過ごし、3日前から練習を再開した。体を動かすと、せきが出る。構成を落として臨んだが、本来の力は発揮できず「本当にきつかった。転倒しなければもうちょっと楽だったのかなとは思うんですけど…」と表情をゆがめた。 罹患(りかん)する前は、トリプルアクセル(3回転半)をはじめとしてジャンプが好調だっただけに、悔しさが募る。 「西日本選手権の前に1回アクセルを入れていいプログラムを滑り切れたら自信になると考えて練習していたので、それができなかったのはすごい悔しい」 次の西日本選手権(11月2~4日、愛知)に向けて「完璧な演技をしたいけど、そのときの状況でベストなものができたら」と話した。