高額だったのは? 夏の日本人移籍金ランキング1~10位。圧巻の約38億でトップに立ったのは?
約6億円で2部→2部へ
4位:田中碧 生年月日:1998年9月10日(25歳) 移籍元クラブ:デュッセルドルフ(ドイツ) 移籍先クラブ:リーズ(イングランド) 移籍金:400万ユーロ(約6.4億円) 田中碧は、移籍市場閉幕ギリギリの8月30日にドイツのデュッセルドルフからイングランドのリーズへ移籍した。移籍金は400万ユーロ(約6.4億円)で、今夏の日本人選手の移籍金額では4位に位置している。 2021年夏に川崎フロンターレからデュッセルドルフへ移籍した田中は、ドイツでの適応に苦しんだものの、2023/24シーズンは見事な活躍を見せ、ブンデスリーガ2部で30試合に出場して7得点4アシストを記録し、自身の価値を高めた。 田中は近年、マーケットが開くたびに移籍が話題になってきた。この夏はデュッセルドルフとの残り契約が1年というタイミングで、ステップアップが期待されていたものの、なかなか移籍は成立せず。それでも市場終盤を迎え、最終的にイングランド2部のリーズに加入している。 ドイツメディア『ビルト』などが伝えたところによると、デュッセルドルフは田中との契約延長を望んでいたという。しかし、田中は今夏の移籍を強く望んでおり、8月27日の練習を病気という理由で欠席。リーズ加入直後の31日に早くも新天地デビューを飾っていることからも、病気はあくまで表向きの理由であり、デュッセルドルフは選手の強い意思を感じ、契約更新の説得が難しいと判断して放出を決めたと伝えられている。 英メディア『motleedsnews』は、シーズン序盤にリーズの中盤の守備に安定感が不足していたと指摘。田中はその足りなかった安定感をもたらす新戦力として期待されている様子だ。
10億超えで最高峰リーグ到達
3位:菅原由勢 生年月日:2000年6月28日(24歳) 移籍元クラブ:AZ(オランダ) 移籍先クラブ:サウサンプトン(イングランド) 移籍金:700万ユーロ(約11.2億円) サッカー日本代表の右サイドバックを務める菅原由勢は、この夏に700万ユーロ(約11.2億円)の移籍金でオランダのAZからイングランドのサウサンプトンへ移籍した。 2019年夏に名古屋グランパスからAZへ移籍した菅原は、オランダでの経験を通じてヨーロッパで評価を高めた。2022/23シーズンはリーグ戦で3得点8アシスト、翌2023/24シーズンは4得点7アシストと、攻撃面でもチームに貢献している。 そんな菅原は、この夏が移籍のタイミングだった。AZとの契約が残り1年となっていたため、複数のクラブが獲得に興味を示していた。イタリア王者のインテルなどの関心も伝えられる中、サウサンプトンに移籍することが決まった。 菅原は新天地で開幕から3試合続けて右ウイングバックとして出場しており、第3節のブレントフォード戦では技ありの左足ボレーで見事にプレミアリーグ初ゴールを記録した。チームは3連敗と厳しいスタートとなってしまったが、菅原はポジション争いで良い位置に付けているとみていいだろう。