骨盤底筋をヨガで鍛えるメリット5つ!おすすめポーズも紹介。ヒップアップや内ももの引き締め効果も
骨盤底筋をヨガで鍛える5つのメリット
骨盤底筋をヨガで鍛えると、以下のような5つのメリットがあります。 ・姿勢が整う ・スタイルアップする ・内臓機能が整う ・冷え性予防になる ・尿漏れ予防になる ここでは、これらのメリットについて詳しく紹介します。 ■姿勢が整う 骨盤底筋は、体の中心となる部分を支える筋肉です。 腹筋や背筋のバランスが崩れると、骨盤が前傾したり背中が丸まったりして姿勢がゆがんでしまいます。 骨盤底筋をヨガで継続的に鍛えていれば、体の軸が安定して姿勢の保持に必要な腹筋や背筋などにもよい影響を与えるため、猫背や反り腰などが改善されて整った姿勢を維持しやすくなります。 また、それにより後ろ姿が美しくなる、姿勢の改善によって腰痛が緩和されるなどのメリットも得られるでしょう。 ■スタイルアップする ぽっこりと出たお腹や垂れたお尻など、年齢を重ねるごとに体型が気になっている人も多いのではないでしょうか。 インナーマッスルである骨盤底筋を鍛えることで、お腹の中の内臓を正しい位置にキープできるようになるため、自然とお腹まわりがすっきりします。さらに、代謝もアップして痩せやすい体質になるのもメリットです。 また、骨盤底筋を鍛えるヨガには、ヒップアップ効果が期待できるポーズもあります。継続して行えば、垂れたお尻がキュッと上向きになって脚も長く見えるなど、スタイルアップにつながります。 ■内臓機能が整う 骨盤底筋には、横隔膜やお腹の腹横筋、背中の多裂筋とともに腹圧(お腹の中の空間を保つ圧力)を一定に調整する役割もあります。 骨盤底筋がゆるんでしまうと、腹圧が低下して内臓の働きが悪くなることがありますが、ヨガで骨盤底筋を鍛えると内臓が正しい位置にキープできるようになり、内臓が本来もっている力を十分に発揮できるようになります。 例えば、内臓の下垂によって潰れていた腸が正常な位置に戻ることで動きがスムーズになり、便秘が解消されることもあるでしょう。 また、女性は妊娠や出産などによって骨盤底筋が衰えやすく、骨盤内の臓器が下がりやすいため、さまざまな健康問題が起こりやすくなります。 骨盤の歪みも解消されて骨盤内の血液循環がよくなることで、子宮や卵巣の機能が向上してホルモンバランスが整い、更年期障害や婦人科系のトラブルを緩和する効果も期待できます。 ■冷え性の緩和・予防になる 骨盤底筋が弱まると、骨盤まわりの血流が悪くなって冷えの原因となります。 ヨガで骨盤底筋を鍛えれば、骨盤まわりの血液の循環がよくなり、内臓や下半身の冷えを緩和・予防する効果が期待できます。 特に更年期の人は、女性ホルモン(エストロゲン)の低下によって筋肉量が低下することで血流が低下して冷えが起こりやすいため、積極的に骨盤底筋を含む下半身を鍛えるヨガを取り入れるようにしましょう。 ■尿漏れ予防になる 骨盤底筋は、排尿や排便をコントロールする役割を担う筋肉です。 きちんと働いていれば、尿道をしっかりと締めることができますが、弱っていると尿道を閉じる力が低下して咳やくしゃみ、ジャンプしたときなどの腹圧に耐えられなくなるため、尿漏れが起こりやすくなります。 尿漏れ予防に骨盤底筋トレーニングを取り入れている人もいるかもしれません。しかし、多くの人が実際に効いているのか分かっていないのが現状だといえます。 ヨガではポーズをキープする際に大きな筋肉を意識しますが、それによって大きな筋肉を収縮させ、そのついでに骨盤底筋も動かすことが可能です。 人によっては、ヨガを定期的に続けていると、汗をかいて体がしゃきっとして、腸の動きもよく、便秘などもめったになく、体が冷たいと感じることもなく、排尿に関してもまったく問題ないと感じるようです。 個人差はありますが、ヨガには効用があると考えられるため、一度試してみてはいかがでしょうか。