学生らのデモ激化…警官隊と衝突、死者25人に バングラデシュ
日テレNEWS NNN
バングラデシュで、公務員の採用特別枠の廃止を求める学生らのデモが激化しています。18日も警官隊との衝突が起き、死者はこれまでに25人に上っています。 バングラデシュでは先月、高等裁判所が公務員の採用枠の3割を、独立戦争を戦った兵士の子孫に割り当てる制度を復活させる判断を示しました。 これをきっかけに、学生らによる制度廃止を求めるデモが発生し、今月に入ってからは警官隊との衝突が激化しています。 ロイター通信によりますと、18日にはデモ隊が車や警察施設に火をつけ、警官隊は催涙ガスやゴム弾を使用したということです。 AP通信によりますと、これまでに少なくとも25人が死亡、数百人がケガをしています。 インターネットへの接続が遮断されたとの情報もあります。 公務員の採用特別枠をめぐっては来月7日までに、最高裁判所が改めて判断を示す予定で、ハシナ首相はそれまで冷静さを保つよう呼びかけています。