第4の映画流通「DVT」とは? 所有者はリセール、レンタルなど“3つの権利”を持つことができる!? 専門家が解説
◆映画業界を支える新たな形
ユージ:「DVT」について、塚越さんは、どのような印象を持たれましたか? 塚越:基本的には、業界の持続可能性を考えるファンの方にとっては非常に良い取り組みだと思います。(業界を支える手段として、これまでにも)クラウドファンディングがありましたが、また少し異なるツールで新しく支えるやり方なのかなと思います。 さらに言うと、今回Roadsteadで販売している作品「チャイム」は、999個が完売したら、収益は1,500万円程度とのことで、制作費の大半はカバーできますし、リセールなどでさらに収益は増えます。売る量や価格の調整がこれから必要になってくるかなと思います。それが上手くいけば、非常に面白い取り組みになるかと思います。いろいろな作品が出てくる可能性もありますので、ちょっとチェックしてみるのもいいかなと思います。 (TOKYO FM「ONE MORNING」2024年5月8日(水)放送より)