【ハイライト動画あり】明治大学、春の課題を克服し慶應義塾大学に快勝。ラグビー関東大学対抗戦
例年よりも早い開催となった慶應義塾大学戦。春の対戦では両チーム大量得点のシーソーゲームとなり、全く油断できない相手。『奪還』を目指す明治大学は、連勝し流れに乗るために、必ず勝ちたい一戦だ。 【ハイライト動画】明治大学 vs. 慶應義塾大学|伝統の一戦は明治が快勝
先に試合を動かしたのは明大だった。前半4分、FB(フルバック)金昂平(政経4=大阪朝鮮)からパスを受けた右WTB(ウイング)安田昂平(商4=御所実)が裏のスペースにボールを蹴ると、そのまま自分で走り込みトライ。
「(金)昂平がいい仕掛けをしてくれて、内側がフリーの状態で相手と1対1になれたので、あとは自分の心を信じてトライを取れた。チームに勢いづけるトライを取ることができて良かった」(安田)。
続く10分にはSH(スクラムハーフ)柴田竜成(営3=秋田工)のグラバーキックに、前節ハットトリックを達成したルーキーの左WTB白井瑛人(商1=桐蔭学園)が反応し、追加点を挙げる。「蹴ってもらって置くだけだったので、しっかり声を出して呼べて良かった」(白井)。
21分にはスクラムから出たボールを、公式戦初スタメンのSO(スタンドオフ)伊藤龍之介(商2=国学院栃木)がショートパス。ボールを受け取った左CTB(センター)平翔太(商3=東福岡)が相手を弾き飛ばしながらインゴールに飛び込んだ。「1対1を作れば必ずゲインできるとわかっていたのでそこを突いた」(平翔)。
その後も明大が流れを握り続け、38分にもラインアウトからモールを押し込みHO(フッカー)西野帆平(文3=東福岡)がトライを挙げた。前半を無得点に抑え26-0で試合を折り返す。「FW(フォワード)はハンティングというテーマでやっていて、15人全員でプレッシャーかけて戦えたので良かった」(NO8/ナンバーエイト木戸大士郎主将・文4=常翔学園)。
前半の流れのまま得点を重ねたい明大だったが、後半に入り雲行きが変わる。後半開始から慶大が攻める展開が続き、苦しい時間帯を過ごすが、明大は前に出るディフェンスでゴールラインを死守する。