東洋大の酒井瑞穂コーチがスポーツ指導者の最高位賞を受賞 夫は箱根駅伝優勝3回の酒井俊幸監督
日本の優秀なスポーツ指導者を表彰する23年度の「ミズノスポーツメントール賞」の最高位に当たるゴールドを受賞した東洋大学陸上部の酒井瑞穂・監督補佐兼競歩コーチ(47)が3日、感謝と喜びの言葉を明かした。23年ブタペスト世界陸上男子35キロ競歩3位の川野将虎(25)=旭化成=らを指導する酒井コーチは「とても光栄です。今回の受賞は、選手たちの努力と、日本陸連の皆さまのご助力のお陰です」と謙虚に話した。 酒井瑞穂コーチは、東洋大を3回の箱根駅伝優勝に導いた酒井俊幸監督(47)の妻。夫妻で東洋大の長距離と競歩の選手を指導している。「東洋大駅伝チームで学んだことも多いですね。チームのみんなと、一番近くで支えてくれた夫の酒井俊幸と2人の息子に心から感謝します」と瑞穂コーチは俊幸監督とそろって笑顔を見せた。 ミズノスポーツメントール賞は、ミズノスポーツ振興財団が日本スポーツ協会、日本オリンピック委員会と共催で1990年度から制定。競技スポーツの強化・育成、あるいは地域スポーツの普及・振興に貢献した指導者を表彰しており、これまで最高位のゴールドは、ソフトボール日本代表の宇津木妙子監督、女子サッカーなでしこジャパンの佐々木則男監督らが受賞した。陸上界のゴールドは、2011年度の室伏重信さん以来、12年ぶり6人目。
報知新聞社