橋下徹氏「国内客とインバウンド客の二重価格はハッピー」別料金の意義主張 街の商店からは「差別につながるのでは」という意見も…
外国人観光客と日本在住を判別するには「マイナンバーカード」
―――いわゆる外国人に見えない人とか、留学生とか。外国人観光客とどう見分けるかという点は、橋下さんはどのように考えていますか? 「ここで問題なのは、外国人の方に注目をして、『あなた外国人ですか?』っていうような確認の仕方は絶対やっちゃ駄目です。だってこれをやろうと思ったら、見た目とか髪の毛の色とか肌の色とか、これはもう今の国際社会では絶対やっちゃいけないんで。じゃあこの二重価格を判別するときにはどうしたらいいかというと、日本人の方に着目をして、それも見かけじゃなくて、マイナンバーカードですよ。見た目とかそういうことじゃなくて、身分証明書で。マイナンバーカードっていうものは、一定の要件を満たした外国人にも発行されますから、このマイナンバーカードでちゃんと日本に定住しているものだよっていうことを身分証明書で提示をして、割引にするっていうことであれば全く問題ない。ただ問題なのはね、提示するだけだったら、また今マイナンバーカードで問題になっているしょ、偽造で」 ―――マイナンバーカード自体は、個人情報の紐づけ含め、今年に入ってからもトラブルが発生しているため、保険証のことも含め反対の意見はありますよね? 「あるんだけど、今の世の中、例えばこの二重価格制度を使おうと思ってもね、やっぱり日本人、日本に定住している者の身分証明書っていうものが必要で、これを今まで目視をしていた。目で確認していたら、それは偽造カードとかが氾濫していたんだけど、デジタルになるとちゃんとカードリーダーで、これICチップが入ってるわけだから、写真とICチップでちゃんと本人かどうかってことが確認できるんですよ。今、問題になっているのは、携帯電話のショップでの身分確認でマイナンバーカードを出した際に、携帯電話のショップはICチップのリーダーをやってないから、偽造の携帯電話が氾濫してしまったわけ。そうじゃなくて、ちゃんと身分証明書、せっかくデジタルの身分証明書があるんだから、これをフル活用していこうっていう国になっていけば、二重価格制度とかこういうことも簡単にできるんだけどね」