【ユリス・ナルダン】世界一過酷なヨットレースに敬意を捧げる世界300本の限定ウオッチが登場
独立系マニュファクチュールを代表するウオッチブランド【ユリス・ナルダン(ULYSSE NARDIN)】が最新作を発表。オフィシャルパートナーおよびオフィシャルタイムキーパーを務める世界一過酷なヨットレース「ヴァンデ・グローブ」に敬意を捧げる世界300本の限定モデル「ダイバー ネット ヴァンデ・グローブ」が発売となり、価格は225万5000円(税込)。 【関連画像】その他の画像を紹介
過酷なヨットレース「ヴァンデ・グローブ」に敬意を捧げる
世界一周を目指すヨットレース「ヴァンデ・グローブ」は、2024年で10回目の開催を迎えた。1989年にスタートした、このレースは参加者が単独で無寄港かつ無支援のまま地球を一周するという条件のもとで行われ、その厳しさから「海のエベレスト」とも呼ばれている。これまでわずか200名のセーラーしか挑戦しておらず、その中で完走を果たしたのは114名という事実からもいかに過酷なレースであることが分かるはずだ。ユリス・ナルダンは2020~21年大会に開催された第9回大会に続き、第10回大会のオフィシャルパートナーおよびオフィシャルタイムキーパーを務めており、今回、同レースに挑む挑戦者たちに敬意を示す「ダイバー ネット ヴァンデ・グローブ」を世界限定300本で発表した。本機は地球の環境に負荷をかけない時計作りというブランドのビジョンも反映しており、アップサイクル素材やリサイクル素材の採用など、ユリス・ナルダンが過去に製作したモデルの中でも最もサステナブルなタイムピースとなっている。
環境に配慮した素材をケースやストラップに採用
迫力ある44mm径ケースは、オーストリアの鋳造所との提携により、製造過程で発生した廃棄物からリサイクルしたスチールを95%使用。ケースの側面やラグ、ケースバックにはNyloFoilという素材が採用されているが、これはユリス・ナルダンのパートナーであるフランスのFil & Fab社がリサイクルした漁網をベースにしたNylo®(60%)と、CDKテクノロジーズ社によるアップサイクル・カーボンファイバー(40%)を融合させたものだ。また、逆回転防止ダイバーズベゼルには、モノハル艇(単胴船)の製造過程で発生したカーボンファイバーの余りをアップサイクルしたCarbonFoilという素材を使用。これは「ヴァンデ・グローブ」に使用されるレース艇製造で有名なCDKテクノロジーズが手掛けたものとなる。2種類が用意されたストラップも環境への配慮がされており、レッド・ファブリックストラップには漁網をリサイクルした素材を使用。グレー・ファブリックストラップは100%リサイクルされた漁網素材、Nylo®で作られる。