【東京ゲームショウ】アイ・オー「GigaCrysta」10周年。FPS向けの表示機能を備える「LCD-GCQ271UD」など記念モデルが登場
9月26日から9月29日まで、世界最大級のゲーム展示会「東京ゲームショウ2024」が開催。千葉・幕張メッセを会場に、数多くのゲームタイトルやゲーミング関連デバイスなどが展示される。 【画像】ホワイトモデルの参考出展も ホール9のアイ・オー・データ機器ブースでは、2024年10月で10周年を迎えるゲーミングモニターシリーズ “GigaCrysta” の液晶モニターを展開。10周年記念モデル「LCD-GCQ271UD」の体験を中心に、新製品の参考出品や、シリーズの歴史を紹介するパネル展示などを行っている。 担当者によると、シリーズ10周年イヤーは「チャレンジ」を共通のコンセプトとした4モデルを展開する予定とのこと。カジュアルにゲームを楽しむユーザーが年々増えてきている市場背景を受け、初めてゲーミング用途のモニターを検討するユーザーに向けてエントリーモデルの拡充を行うとし、同時にGigaCrystaユーザーに向けて「『この機能だったら新しい』と満足していただけるようなこだわりを持って開発に取り組んでいる」とアピールした。 LCD-GCQ271UDは、最大240Hzのリフレッシュレートに対応する27インチ液晶ゲーミングモニター。27インチ/24インチ相当の表示を切り替えることのできる独自の「Focus Mode」を搭載している。 同社は「ゲーミングとホームワークなど、モニターを複数の用途で使用するユーザーが増えてきた」と指摘。Focus Modeはそういったシーンの切り替えをサポートし、ゲームプレイ時の集中力をより高めるモードとして採用されたという。とくにFPS向きのゲーミングモニターと説明した。 解像度はWQHD(2560×1440)、応答速度は最大0.2ms(GTG)、リフレッシュレートは上述のとおり最大240Hzに対応。また、オーバードライブ機能とClear AIM機能によってモーションブラーを低減し、視認性を高めた。 本体はADSパネルを採用したほか、2基のスピーカーを内蔵。出力は2.5W+2.5Wとなる。主な入出力端子にHDMI×3、DisplayPort×1、USB Type-C×1を装備する。価格はオープンだが、直販サイトでは税込75,900円前後での実売が予想される。発売は10月中旬を予定。 同じ9月25日に発表された新製品「LCD-LDQ271JAB」も出展されている。LCD-LDQ271JABはバックライトにmini LEDを搭載し、576ゾーンのローカルディミングに対応する27インチ液晶モニターで、コントラストの描写に優れたモデルとアピール。また、広色域パネルを採用してDCI-P3のカバー率99%を確保するなど、色表現にも注力。RPGなどのジャンルに適していると説明した。 解像度はWQHD(2560×1440)に対応、HDR規格はVESA DisplayHDR 1000に準拠する。リフレッシュレートはDisplayPort接続時で最大180Hz/HDMI接続時で144Hz。応答速度は最大1msをサポートする。主な入出力端子にHDMI×2、DisplayPort×1を備える。価格はオープンだが、直販サイトでは税込64,900円前後での実売が予想される。発売は10月上旬を予定。 ベゼルやスタンドのカラーをホワイトで統一した23.8インチ液晶モニター「LCD-GD242UDW」も参考出展。ユーザーからの要望に後押しされる形で発売に至ったという。ブースではキーボードやマウスといった周辺アクセサリーから、ケーブルやスタンドまで白で統一した設置イメージを展開している。なお、製品の外観デザインは最終ではなく、イベントでのフィードバックも活かしつつ開発を続けるとした。 解像度はフルHD(1920×1080)、応答速度は最大1ms(GTG)、リフレッシュレートは最大240Hzに対応する。主な入出力端子にHDMI×2、DisplayPort×1を装備。価格や発売日は未定とのこと。
編集部:松原ひな子