起業することを夢見ていたが…中京大・山口畝良、目標は同じ193センチのランゲラック、練習試合で訪れたときにスカウトされプロを目指す
中京大は4日、来季Jリーグに入る4選手の合同記者会見を名古屋キャンパス(名古屋市昭和区)で開いた。J1柏にDF桑田大誠、J2大分にFW有働夢叶(しゅうと)、J3富山にMF深沢壮太、J3岐阜にGK山口畝良(せら)が進む。J1選手を輩出するのは、2003年に千葉入りしたMF楽山孝志以来。 異例の経歴、生粋の名古屋っ子が、Jの門をたたく。岐阜入りするGK山口は、名古屋市千種区出身で、小、中は部活でプレー。愛知高時代、練習試合で中京大を訪れ、193センチの長身が目に留まり、入学が決まった。 本人は、関東や関西の大学に進んで起業することを夢見ていたが、説得を受けた。「幼いころはプロサッカー選手になりたかったが、高校の時にちょっと難しいかなと考えていた。プロになりたいなら来てほしいと声を掛けていただいた」と振り返った。 シュートストップが持ち味で、今季は後期に8試合無失点に貢献。理想像は、地元名古屋所属で、身長も同じGKランゲラック。「どんな状況でもチームのために体を張ってゴール守るところが素晴らしい」と、献身的姿勢で守護神の座を目指す。
中日スポーツ