新商品「酒粕仕立てのスープ」 県産品の消費拡大へ【長野】
県産品の消費拡大を推進しようと、県と酒造会社などが協力し、新たな商品を開発しました。 日本酒の製造工程で生まれる酒粕を使ったスープです。発表された新商品は「信州の酒粕仕立て野菜味噌スープ」です。 みそや酒粕、ベーコンなど、原材料のおよそ75%が信州産です。 県産品の消費拡大のため県が推進する「しあわせバイ信州運動」の一環で誕生しました。 その味は‥? ■記者 「具だくさんで酒粕とみその香りが口いっぱいに広がってとてもおいしいです」 商品を開発したのは、辰野町の小野酒造店や信州ハムなど4社です。 従来の粕汁とは違い、ベーコンが隠し味に使用されています。 ■信州ハム・堀川善弘 社長 「信州の伝統食、ソウルフードという部分を若い方々に召し上がっていただきたい」 小野酒造店では、日本酒の製造過程で年間およそ28トンの酒粕ができるということです。 ■県産業労働部・坂下広係長 「日本酒の製造過程で発生いたします。酒粕については有効活用の道筋が、今のところ定まっていません。酒粕の活用というのは永遠の課題と言われております」 ■小野酒造店・小野能正 代表取締役 「(酒粕は)漬物だけではなくて食べてもおいしいということにも注目をして頂いて、有効利用をされていけば非常にうれしい」 新商品は、10月から県内のスーパーや県外のアンテナショップなどで販売される予定です。