【休養学】「疲れがとれない」ときに、絶対にしてはいけない休み方とは?疲労は警告、「長時間睡眠」だけでは逆効果
■ 疲労とは警告である しかし現代人は、今まで人類が経験したことのない種類のストレスや疲労に悩まされています。肉体労働が主流だった昔と比べ、今の労働はパソコンやスマートフォンなどのデジタルデバイスを用いる、神経を使う仕事が主流になっています。そのため昔と同じ休み方をしていたのでは、疲労がうまくとれないおそれがあるのです。 疲労とは「痛み」「発熱」と並ぶ、人体の発する警告の1つです。「休まないと危ないよ」と知らせてくれているのです。しかし人間の脳はこの警告を一時的に無視することができてしまいます。だから無理がきくのですが、そのままがんばり続けることは決してよい結果をもたらしません。 ■ 長時間睡眠は逆効果 また、疲れている人は往々にして「長く眠ること」で疲れをとろうとします。しかし睡眠時間を長くしたり、ベッドやソファで横になったりしているだけでは、かえって逆効果になることをご存じでしょうか。 休養というと、ただボーッとして何もしないことと思われがちですが、これからはそうではなく、もっと主体的な休み方をする必要があります。 一流のアスリートたちは休養の重要性を理解し、しっかり休養をとることで最大のパフォーマンスを発揮しています。同じようにビジネスパーソンもまずはしっかり休む。そして最大の成果を出す。私たちも今後はそんな働き方にスイッチするべきではないでしょうか。 >>後編:【休養学】そもそも疲労とは何か? なめてはいけない病気のサイン、回復のために必要な栄養素とは
片野 秀樹