【時系列でわかる】イスラエル軍「数日以内にガザで重要作戦」ハマスとの武力衝突 死者2700人超(11日まで)
■10月10日 露プーチン大統領 バイデン大統領を批判
ロシアのプーチン大統領は10日、中東情勢について、「パレスチナの主権国家創設の問題を解決すべきだ」と述べました。さらにプーチン大統領は、イスラエル支援を打ち出しているバイデン大統領について、「中東におけるアメリカの政策の失敗例で、パレスチナ人の利益を考慮していない」と厳しく批判しました。
■10月10日 EU緊急外相会議で「完全封鎖」を非難
EU=ヨーロッパ連合は10日、オンラインで緊急の外相会議を開きました。会見でボレル上級代表は、イスラエルが、ガザへの電気や水などを遮断する完全封鎖を発表したことなどについて、「自国を防衛する権利はあるが、いくつかの決定は国際法に違反している」と非難しました。 また、イスラム組織「ハマス」とパレスチナ自治政府は異なるとし、自治政府への支援は続けるべきだと強調しました。
■10月10日 イスラエル軍 被害最大集落を報道陣に公開
イスラエル軍は10日、最も被害が大きかった集落を報道陣に公開しました。公開されたのは、虐殺が行われたとするクファール・アザのキブツ=生活共同体で、いたるところに遺体がそのまま残されています。 イスラエルメディアによりますと、キブツでは少なくとも100人以上の住民が殺害され、このうち約40人が乳児や幼児だったということです。目撃した兵士の話として「頭を切り落とされた赤ちゃんもいた」などと伝えています。 今回の武力衝突で、これまでにガザで900人、イスラエル側で1200人以上が死亡しています。ガザ周辺のイスラエル領内では10日、約1500人のハマス戦闘員の遺体が発見されていて、さらに死者数が増える可能性が高まっています。
■10月10日 EUがイーロン・マスク氏に要請文 偽情報拡散で
パレスチナ自治区のイスラム組織「ハマス」とイスラエルによる戦闘に関連し、旧ツイッターの「X」で偽情報が拡散しているとして、EU(=ヨーロッパ連合)は、Xのオーナーのイーロン・マスク氏に対し、緊急措置を取ることを求める要請文を送りました。 旧ツイッターの「X」では、パレスチナ自治区のイスラム組織「ハマス」が、イスラエルへの大規模攻撃を開始した後、今回の攻撃とは関係ない、戦闘員によるヘリコプターの撃墜や空爆の動画などが相次いで投稿されています。