水谷豊×寺脇康文の元祖コンビが、新たな活躍を見せる『相棒 season22』
杉下右京(水谷豊)の5代目相棒として、前作「相棒 season21」で14年ぶりに復帰した亀山薫(寺脇康文)が、引き続き事件解決に向けて奔走する、「相棒 season22」全20話のBlu-ray&DVD-BOXが、10月16日に発売される。推理する右京と、行動して彼をサポートする薫が絶妙の名コンビぶりを見せるだけでなく、これまでシリーズを彩ってきた懐かしのキャラクターも続々登場。最終回には生成AIが事件の重要なカギになるなど、世の中の動きを敏感に取り入れたストーリーからも目が離せない作品だ。
懐かしの名物キャラクターが、キーパーソンとしてお目見え
全20話の見どころを紹介すると、内閣情報調査室トップの社美彌子(仲間由紀恵)が銃で撃たれるという衝撃の展開を見せる初回スペシャル『無敵の人~特命係VS公安…失踪に潜む罠』は、第2話との2部構成。失踪した婚約者を探す女性の手助けをした右京たちは、やがて公安が絡んだ巨大な陰謀に辿り着くことになる。第3話『スズメバチ』には、“特命係第3の男”陣川公平(原田龍二)が出演。容疑者の女性に陣川が惹かれて、事件は意外な方向へ向かっていく。また第6話『名探偵と眠り姫』では、ハードボイルドを気取る私立探偵“マーロウ”矢木(高橋克実)が帰ってくる。彼は昔起こった『眠り姫』誘拐事件の真相を巡って、右京たちと行動を共にする。一番の懐かしのキャラクターとなったのは、第16話『子ほめ』に登場した落語家・橘亭青楽(小宮孝泰)と元アイドルの妻・美奈子(大西結花)。season1以来の実に22年ぶり再登場となった。 そんな中、一番の注目は、スペシャルの第10話『サイレント・タトゥ』に出てくる笛吹悦子(真飛聖)だろう。彼女は3代目相棒・甲斐享(成宮寛貴)の恋人で、享との間に結平という息子がいる。ここでは結平が出演した演劇発表会の最中に殺人が起こり、やがて悦子が危機に立たされるというもので、特命係の二人が海を越えて犯人の謀略に挑む、スケールの大きなエピソードになっている。また甲斐享は今も服役中だが、悦子と亨の愛を綴る回想シーンに、享が久しぶりに登場するのも必見だ。