《好きな女性アナにランクイン》田村真子、江藤愛の2トップに若手も続々成長!なぜTBS女性アナは令和に躍進したのか
圧倒的に有利な帯バラエティのMC
今回のランキングに表れていたように大きかったのは、朝の帯バラエティ『ラヴィット!』の存在。そもそもランキングや好感度そのものは、毎日放送される帯番組のほうが圧倒的に有利であり、さらに報道・情報番組よりも笑顔が多く人柄がにじみ出るバラエティのほうが親近感を与えやすいところがあります。 他局のアナウンサーが横並びで難しいニュースを扱っている中、『ラヴィット!』の田村アナだけは常に笑顔。多くの芸人、アイドル、俳優らを立てて前に出ないながらも、楽しそうな姿を見せることで好感度を上げ、親近感を得ています。 また、その『ラヴィット!』という番組自体が定着しつつ、躍進を続けていることもポイントの1つ。2021年のスタート時は実績・評判ともに苦しく早期終了が噂されましたが、徐々に支持を獲得していきました。さらに2022年に大型年末特番の『ゴールデンラビット!』、2023年春にダイジェスト版の『夜明けのラヴィット!』がスタート。 その他も多くのスピンオフ特番が放送されたほか、カフェ、物販店、ミュージアム、夏の音楽フェスなども含め、番組の勢いは増す一方で、田村アナだけでなく南波アナ、赤荻アナ、南後アナも、その躍進に乗って人気を上げている感があります。 さらに江藤アナがメインを務める『CDTVライブ!ライブ!』は、今春から放送時間が倍の2時間に拡大されるなど、今最も勢いのある音楽番組として定着しました。『ラヴィット!』も『CDTVライブ!ライブ!』も若年層や配信に強い番組だけに業界内での評価が高く、まだまだ番組とアナウンサーの支持が上がりそうなムードがあります。 今後も『ラヴィット!』MCの川島明さんから「“赤坂”を変えた女」と言われた田村アナと、同期の田中みなみさんとは真逆の経歴とキャラクターで登り詰めた江藤アナの2トップを軸に、TBSアナウンサーの黄金期は続いていくのではないでしょうか。 【木村隆志】 コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月30本前後のコラムを提供するほか、『週刊フジテレビ批評』『どーも、NHK』などの批評番組に出演し、番組への情報提供も行っている。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』など。
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