【予算約50万円の軽二輪選び】不景気だからこそスカッとスポーツしたい! 国産ロードスポーツ5選
●ヤマハ YZF-R15 ABS(55万円) ヤマハのスーパースポーツ「YZF-R」シリーズの軽二輪モデルには、YZF-R25(250cc並列2気筒)もあるが価格は69万800円。予算オーバーだ!? 一方このYZF-R15は150cc単気筒で、シリーズ最小排気量のYZF-R125の兄弟車といえる存在。 車体・足まわりはR125と共通だが、ボア4mm拡大で150ccとしたOHC単気筒は過激な特性ではなく、意外にトルクフルで実用的。50.2km/L(WMTCモード値)の好燃費で航続距離も長い。 ちなにみヤマハにはYZF-R125とエンジン・車体を共用するネイキッドモデルMT-125、XSR125もあるが、それらの150cc版の国内正規販売も期待したいところ(お求めやすい価格で)。 主要諸元 ■エンジン 水冷4ストローク単気筒OHC4バルブ ボア・ストローク58.0×54.9mm 排気量155cc 圧縮比11.6 点火方式フルトランジスタ 始動方式セル ■性能 最高出力14kW(19ps)/1万rpm 最大トルク14Nm(1.4kgm)/7500rpm 燃費50.2km/L(WMTCモード値) ■変速機 6段リターン 変速比 1速2.833 2速1.875 3速1.363 4速1.142 5速0.956 6速0.840 一次減速比3.041 二次減速比3.428 ■寸法・重量 全長1990 全幅725 全高1135 軸距1325 シート高815(各mm) キャスター25°30′ トレール88mm タイヤF100/80-17 R140/70-17 車両重量141kg ■容量 燃料タンク11L ■車体色 ブルー、ブラック、グレー ■価格 55万円 ●スズキ ジクサー150(38万5000円) 国産軽二輪モデルでダントツの低価格を誇るジクサーシリーズの最小排気量モデル。250シリーズは油冷だが、こちらは空冷エンジンだ。 さて、その価格と150ccという排気量でジクサー150を侮ってはいけない。コミューターとしてはもちろん、ロングツーリングでも不満なしの万能性は筆者、実走取材で体験済み。実測でリッター50kmの燃費性能を持ちつつ、燃料タンク容量は12L。つまり、航続距離も凄いことになる。 高速道路での実用性を気にする声もあるようだが、普通に100km/h巡航できて、不安感もない。実に貴重な存在と言え、タフギア的に走り倒せる1台だ。 予算50万円で考えた場合10万円以上のお釣りがくるので、リヤキャリヤやトップケースなどツーリング向けの装備を買ったり、泊まりのロングツーリングの費用にあてたり、色々と夢も広がる。 主要諸元 ■エンジン 空冷4ストローク単気筒OHC2バルブ ボア・ストローク56.0×62.9mm 排気量154cc 圧縮比9.8 点火方式フルトランジスタ 始動方式セル ■性能 最高出力9.6kW(13ps)/8000rpm 最大トルク13Nm(1.3kgm)/5750rpm 燃費50.0km/L(WMTCモード値) ■変速機 6段リターン 変速比 1速2.750 2速1.750 3速1.300 4速1.045 5速0.875 一次減速比3.181 二次減速比3.000 ■寸法・重量 全長2020 全幅800 全高1035 軸距1335 シート高795(各mm) キャスター24°50′ トレール100mm タイヤF100/80-17 R140/60R17 車両重量139kg ■容量 燃料タンク12L ■車体色 ブルー、オレンジ、ブラック ■価格 38万5000円