元長浜市議の初公判 起訴内容を一部否認
びわ湖放送
寄付に対する謝礼などを名目に地元の自治会から金をだまし取ったとして、詐欺の罪に問われている長浜市の元市議会議員の初公判が大津地裁で開かれ、元市議は起訴内容を一部否認しました。 詐欺の罪に問われているのは、長浜市の元市議会議員、押谷與茂嗣被告・76歳です。 起訴状などによりますと、押谷被告は、市議会議員を務めていた2021年地元の野瀬町自治会が管理する神社の社を造るために寄付した人への謝礼代として、また、長浜市が公共工事として行った上下水道工事の費用などを自治会が負担するよう装うなどし、あわせて905万円をだまし取ったとされています。 17日の初公判で押谷被告は、上下水道工事などのため自治会に費用を請求し受け取った500万円に関しては、工事が完了したら業者に支払うつもりだったとして、起訴内容を一部否認しました。 一方、検察側は「受け取った金を被告人名義の口座に入金し、借入金の返済にあてた」などと指摘しました。 次回の公判は来年2月10日に行われる予定です。
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