早く見つけないと…。日本代表、遠藤航の後継者候補(6)筆頭格! 海外で揉まれ成長?
日本代表は、2年後のW杯本大会出場に向けて力強く前進している。一方、オーストラリア代表戦では遠藤航が欠場した影響を少なからず受けた。そう遠くない先に訪れる“遠藤以後”の時代を見据え、後任探しは必須のタスクとなっている。今回は、近い将来に遠藤の後継者となり得る候補をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
MF:田中碧(たなか・あお) 生年月日:1998年9月10日 所属クラブ:リーズ(イングランド) 24/25リーグ戦成績:8試合0得点0アシスト 現状、遠藤航の後継者候補の筆頭格は田中碧ということになるだろう。 10月15日に『埼玉スタジアム2002』で行われたFIFAワールドカップ(W杯)26・アジア最終予選の第4節・オーストラリア代表戦(△ 1-1)で、田中は守田英正の相棒として急遽先発に抜擢された。先発予定だった遠藤が体調不良に陥ったことを受けての緊急出場だった。 3年前のアジア最終予選では、同じくオーストラリア代表戦で代表初ゴールをマーク。縁起の良い相手との再戦だったが、今回の試合は田中にとって課題の残るものとなった。 大きな破綻を起こすことなくフル出場を果たした点は評価できるものの、特に攻撃面ではインパクトを残せず。長所であるはずの前線への飛び出しや、FW顔負けのフィニッシュは影を潜めた。 得点機会に絡む能力は、田中が遠藤よりも優れている点の1つだ。相手ゴール前で仕事をする回数をもっと増やしていければ、遠藤とはまた違ったタイプのボランチとして日本代表での存在感を高めることができるだろう。 “三笘の1ミリ”から逆転弾をマークした、2022 FIFAW杯のグループステージ第3節・スペイン代表戦のような躍動感あふれるプレーを期待したいところだ。 今年8月に加入したリーズで、田中は4試合連続先発の座を勝ち取っている。カテゴリーは違えど、強度の高さを求められるイングランドでプレーしている点は遠藤と同じだ。 まずは新天地でレギュラーポジションをしっかりと確保し、森保一監督に「NEXT遠藤」の代表格であることをアピールしたい。森保監督も、EFLチャンピオンシップ(イングランド2部リーグ)で奮闘している田中の進化の過程をつぶさにチェックしているだろう。
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