都知事選、兵庫県知事不信任......あの時、維新代表だったらどうした?【日本維新の会代表選2024ネット討論会(上)】
松沢成文氏は、関東での維新の勢力を拡大するため、たとえ負けても候補を立てるべきと当時から声を上げていたと明かします。都知事選で大躍進した石丸伸二氏にも触れ、維新がしっかり候補を擁立していれば、こうしたことは起こらなかったと指摘、「無駄じゃないかという考えがあった。それを乗り越えないと維新の会は強くならない」と批判しました。
ここでMC鈴木は、いずれの候補者も「首長選挙を取っていこう」という論点が一致しているとして、具体的に目指すべき首長選挙を尋ねました。各候補者の回答は以下の通りです。
兵庫県議会、知事に対する不信任決議に賛成
2問目のあの時は「兵庫県知事への不信任決議」です。 日本維新の会では、兵庫県議会で斎藤元彦知事に対する不信任決議に会派として賛成しました。地方議会での会派の判断は党本部としても賛成していると思いますが、国政に影響を与えるものです。 この件に関する各立候補者の見解は以下の通りです。 金村龍那氏は、当時から、結論を下すという対応を取る過程に、党としてのさまざまな判断が必要だと声を上げていたとし、「タイミングとしては最悪」とコメントしました。 空本誠喜氏は、「詳細がわからない」としながら、斎藤知事との対話が必要だったのではないかと指摘しました。 松沢成文氏は、「維新の決断がだらだらしてわかりづらかった」とし、維新の対応のわかりづらさが有権者の不信を招き、斎藤氏再選につながったのではないかと分析しました。 吉村洋文氏は、議会の不信任決議を出した判断はとても重いものでしたが、その中で県民は斎藤氏を支持しました。「これは維新を含め、県議会への不信任が出たに等しい」と吉村氏は語ります。「今後の振る舞いが兵庫維新の会として、兵庫県議会として筋が通ったものになるか、非常に大事なところ」と締めくくりました。