【チケット最高値は560万円!?】MLBワールドシリーズ「ドジャースvs.ヤンキース」ホームラン王の大谷&ジャッジが激突...注目ポイントを徹底解明
注目されているポイント
なぜこれほどまでに注目されているのか?まずワールドシリーズに進出するのが、ヤンキースは15年ぶりで、強豪ではありますが久しぶりです(ドジャースは4年ぶり)。 また、チームの年俸総額はドジャースが約399億円、ヤンキースが約466億円でどちらもトップクラスです。ヤンキースで一番年棒が高いのはジャッジ選手で約60億円。ドジャースで一番高いのはベッツで約45億円。ちなみに、大谷選手は“10年で1050億円”の契約をしましたが、後払いを選択し、今年の年棒は3億円です。 そして、ホームラン数でトップを走るジャッジ選手(58本)と大谷選手(54本)の対決も注目されています。 ちなみに、ワールドシリーズで優勝している回数は、ヤンキースが27回で圧倒的1位。2位はカージナルスで11回、ドジャースは6位で7回です。 また、今回大きな盛り上がりを見せているワールドシリーズですが、一歩違えば盛り上がりはニューヨークだけになっていたかもしれません。ドジャースが最後戦っていたのはニューヨークのチームであるメッツだったため、ドジャースが負けていればニューヨーク・ヤンキースと“ニューヨーク同士の対決”になっていたかもしれないのです。そうした場合、日本にはあまり関係がなくなり、広告料も大幅に減っていたかもしれません。
大きなお金を動かすMLB 収益の使い道は?
続いてはお金の話。日本の日本野球機構(NPB)はそれほど収益を出していませんが、アメリカでは各球団と別にメジャーリーグの「MLB機構」自体が収入を得ています。その内訳はまず放映権。日本では各球団がテレビ局と契約したりしますが、アメリカではMLBが一旦契約して、MLBに収入が入ります。 また、グッズ販売の収益も一部がMLBに入ります。そして、ポストシーズンのチケット売り上げは、4試合目までは4割がMLBに入り、5試合目以降は全てMLBに入ります。 収益の使い道は、まず優勝チームなどへの報奨金。さらに引退した選手が62歳から亡くなるまでもらえる選手年金。選手によっては毎年2000~3000万円がもらえるそうです。そしてもう一つが、下位チームへの分配。強いチームがずっと強いままだとリーグとして面白さが欠けるため、戦力の均衡を図るために、弱いチームに多くお金を払ってあげるということです。 これはデータにも表れていて、近年のワールドシリーズの進出チームは毎年のように顔ぶれが変わっています。