ロシア極東で「世紀の猛吹雪」 アムール州で非常事態宣言
ブラゴベシチェンスク、ロシア、11月28日 (AP) ― ロシア極東のアムール州は11月27日、「世紀の猛吹雪」と呼ぶ吹雪でこれまでの積雪記録を塗り替え、州都ブラゴベシチェンスクに非常事態が宣言された。 25日に降り始めた雪は、27日には36cmの積雪を記録、1935年に同市が記録した1日の積雪量18cmを89年ぶりに更新した。 市当局者は「このレベルの降雪は、この100年間では見られなかった」と非常事態であることを強調。 市では大雪のため、大部分の路線でバスの運行を中止、学校や大学はオンライン授業に切り替えられた。 空の便は欠航にはならなかったものの、発着便に大幅な遅れが出た。 気象予報士によると、ユダヤ自治州を含むロシア極東の一部で、最大66mmの降水があり、アムール地方の積雪は38cmに達し、11月の平均4cmを大きく上回った。 この猛吹雪は28日まで続く見込みで、救急隊は29日まで収まらないかもしれないと予測している。 (日本語翻訳・編集 アフロ)