【日本ハム】V奪回への道しるべ セカンドレギュラーを奪うのはどの選手か
2年連続リーグ最下位に沈んだ日本ハム。2016年にリーグ優勝、日本一を達成して以降、近年は5年連続Bクラスと低迷が続いている。 【動画】4月14日の西武戦でエスコン初完投勝利をあげた加藤、制球力も抜群だ その一方で、このオフは来季の戦力アップに向けて積極的に動いており、FA権を取得した加藤貴之への大型契約をはじめ、オリックスからFA権行使した山﨑福也の獲得、さらには助っ人外国人として、パトリック・マーフィー(ツインズ傘下3A)の加入も決定するなど補強ラッシュが続いている。 一方で、各ポジションではし烈なレギュラー争いがくり広げられている。今回は、セカンドのポジション争いについてみてみたい。 今シーズン、セカンドで最も多くスタメン出場したのは、昨年のドラフト3位指名を受けチームに入団した加藤豪将だ。13年ドラフト2巡目でヤンキースに入団した加藤豪の入団は逆輸入選手と話題を集めた。 そんな加藤豪は今季二塁手としてチームトップの31試合にスタメン出場。アメリカでプレーをしていた2021年には138試合エラー無しという記録も持つなど、守備の安定感が売り。 一方で、打撃面では怪我の影響もあり、62試合で打率.210、6本塁打16打点と苦しい結果に。 すでに来季の契約延長も決まっているだけに、万全な状態でセカンドレギュラーの地位確立を期待したい。 加藤豪に続き、20試合で同ポジションのスタメン出場を果たしたのが、石井一成だ。今季はオープン戦から打撃が好調だったこともあり、二塁手として開幕スタメンを勝ちとった。 だが期待されていた矢先、故障のため登録抹消に。その後、シーズン半ばに戦線復帰を果たしたものの、不調やライバルたちの台頭により、出場機会には恵まれず、キャリアワーストの36試合出場でシーズンを終える形となった。 立場的にも、チームの先頭に立って後輩たちを引っ張る存在にもなってくるだけに、来季は後輩たちに負けじと、レギュラー獲得を目指したい。