【キック】無敗の新鋭・切詰大貴、マサ佐藤撃破で初戴冠!RIZIN出撃アピール
JAPAN KICKBOXING INNOVATION『RESISTANCE-18』 2024年12月8日(日)東京・品川インターシティホール ▼メインイベント(第9試合) INNOVATIONスーパーライト級(63.5kg)王座決定戦 3分5R延長1R ●マサ佐藤(ウィラサクレック・フェアテックスジム/INNOVATIONスーパーライト級1位、RISEスーパーライト級5位、英雄伝説64kg級アジア王者、西日本統一ライト級王者、蹴拳ムエタイライト級王者、DBSライト級王者、元RKAライト級王者) 判定0-3 ※46-50、46-49、46-50 〇切詰大貴(武勇会/INNOVATIONスーパーライト級2位) ※切詰が新王者に 【イノベーション】大病を乗り越えたマサ佐藤と6戦無敗の切詰大貴が王座決定戦で激突=12.8 マサ佐藤は、東京浅草生まれ育ちながら沖縄に移住しプロデビュー。フルコンタクト空手を下地に恐るべきタフネスを武器として、2016年には中国のメガイベント『英雄伝説』のハード5トーナメントでは優勝するなど5冠王に。沖縄から帰京しウィラサクレックフェアテックスジムに移籍すると、精巣腫瘍(精巣ガン)の大病を乗り越えつつ、RISEなどに参戦。2021年12月大会で当時、INNOVATIONスーパーライト級王者だった看板選手、橋本悟を大激闘の末、ユナニマスデシジョンで下した上に、所属ジムがJAPAN KICKBOXING INNOVATIONに新加盟したことを受け、今回の王座戦に繋がった形となる。 対する切詰は、高校までのフルコンタクト空手で5度の全日本制覇を成し、医道を志して現在、香川大学医学部に通っている“医学生キックボクサー”。180cmの長身から繰り出すヒザ蹴りや鋭い右ストレートは、高いダウン奪取率を叩き出し、9月の前戦では板谷航平を下して6戦6勝(2KO)と無敗記録を更新した。 1R、右ローを出しながら前進する佐藤に、切詰は左の三日月蹴り、左ボディ、右ストレートを的確にヒットさせてペースを掴む。劣勢の佐藤だったが、2Rからは首相撲を仕掛ける展開に持ち込む。距離を取りたい切詰はワンツーで突き放していき、佐藤には鼻血が見られる。 3R、打ち合う展開の中、切詰は強打を打ち込んだものの、佐藤は下がらずにパンチを返す。ここまではジャッジ3者とも切詰を支持。4R、巻き返しを狙う佐藤は圧をかけ続け、切詰は打ち合いに応じ何度もヒットさせていくが、佐藤は打たれ強さを発揮して一歩も退かない。 5Rも両者は打ち合いを見せ、リーチがありヒット数で上回る切詰が激闘を制した。これで7戦7勝と無敗記録を更新した切詰は「マサ佐藤選手は気持ちが強くて5Rいっぱいまでキツイ試合になったんですけど、それを想定して練習してきたので勝つことができました。いっぱい応援に来てくれてありがとうございます。INNOVATIONのベルトを獲ることができたので、KNOCK OUTやRISEには強い人がいっぱいいると思うので、やらせてください。来年3月30日に香川県立アリーナで開催される『RIZIN.50』に僕を呼んでください。いい試合をするのでよろしくお願いします」と他団体出撃をアピールした。