<春再び・センバツ2021東海大相模>選手紹介/2 /神奈川
◇背中でチーム引っ張る 大塚瑠晏(るあん)主将(2年) 右投げ左打ち 168センチ66キロ どんなときも先頭に立って、前を向き続ける。強豪校のチームで主将の重責を負う中で、いつもそう心掛けている。プロ野球西武に入団した山村崇嘉前主将のように「結果やグラウンド上での姿でチームを引っ張っていきたい」という。 168センチ、66キロとチーム内でも小柄な方だが、「大きな選手にはパワーでかなわない分、スピードでは負けない」と話す。守備では前チームから不動のショートを務め、機敏な動きで内野を引っ張る。昨秋の大会ではリードオフマンとして4割近い打率を残した。五つの盗塁を決めるなど、打撃でもチームが掲げる「アグレッシブベースボール」の要だ。 秋季関東地区大会2回戦の東海大甲府戦で、チームは5安打1点に抑えられた。「野手が頑張ってピッチャーを楽にしなければ」と奮起し、スイングの強さやスピードを意識して振り込みを強化するなどバッティングを磨いてきた。「出塁率をあげ、チャンスで1本ほしいというときに打てるようにしたい」。甲子園の舞台に向け、気持ちが高まっている。【宮島麻実】=随時掲載