【陸上】「14年の時を越えて10秒台で走れました。感動」52歳・朝原宣治さんが100mで10秒93w!! 追い風参考ながら世界記録に肉薄
第45回全日本マスターズ選手権が9月21日から23日までの3日間、京都市のたけびしスタジアム京都で行われ、男子100mに元日本記録保持者で、北京五輪4×100mリレー銀メダリストの朝原宣治さんが出場。3.3mの追い風のなか、10秒93で優勝を飾った。 【動画】52歳で100m10秒台をマークした朝原さんの走りをチェック! 52歳の朝原さんはM50(50~54歳)の部にエントリー。序盤から鋭い出足を見せ、年齢を感じさせないフォームでトラックを駆け抜け、スタンドからは大きな歓声も上がった。朝原さんが最後まで力強い走りでフィニッシュすると、速報掲示板は10秒台を示すタイムが表示され、会場はどよめき、レジェンドの走りに魅了されていた。 朝原さんは試合後に自身のSNSを更新。「全日本マスターズM50優勝しました!14年の時を越えて10秒台で走れました。感動、、。皆さんに感謝です!」と綴って喜びを語ると、元卓球選手の平野早矢香さんをはじめ、多くのファンから驚きと祝福のメッセージが寄せられた。 朝原さんは1993年に日本人初の10秒1台となる10秒19の日本記録を樹立。97年には10秒08まで記録を縮め、2001年にマークした10秒02は、今も日本歴代7位タイとして残る。08年に現役を退いてからもマスターズ陸上に出場しており、2018年には世界マスターズ選手権男子4×100mリレーにタレントの武井壮さんらと挑戦し、金メダルを獲得した。 M50クラス男子100mの日本記録は11秒18。世界記録は1983年世界選手権4×100mリレー金メダリストのウィリー・ゴールト(米国)さんが持つ10秒88となっている。
月陸編集部