「AM3時~4時に起きてトレーニング」 家事、育児、トレーニングに奮闘するママ
「産後の体型改善」がきっかけでトレーニングを始めてメリハリボディをつくりあげた髙田千広(たかだ・ちひろ/33)選手。2022年には、オールジャパンフィットネスチャンピオンシップス158㎝以下級で4位を獲得した髙田選手に、産後のトレーニングや子育てと仕事をしながらトレーニングを継続する秘訣を伺った。 【大会写真】髙田千広選手のバランスのとれた筋肉美&バックポーズ
産後1カ月で始めたトレーニング
産後1カ月で全身1時間のマシントレーニングをしていた髙田千広選手。産後は骨盤が不安定なので、スクワットやデッドリフト、レッグプレスができなかったが、できるものから少しずつトレーニングをしていたという。 しかし、トレーニングを始めて半年後に新型コロナウイルスが流行しジムが閉鎖に。 「ジムが再開するまでの期間、自宅や子どもを連れて公園で自重トレーニングやヨガなどを行っていました」 そして、ジムが再開し、バーベルスクワットができるようになってから身体が変化。
AM3~4時に起きてトレーニング
現在のトレーニングに関しては、週5~7日、仕事の日は45分、休みの日は2~3時間、①背中・肩(後部)②お尻・ハム③胸・肩(前部中部)④脚(四頭筋)に分割して行っている。 「最初から最後まで違和感なく対象部位に負荷をのせ、限界からの2~3レップの質を大切にしています」とトレーニング中の最終レップまで粘ることの大切さを教えてくれた髙田選手。家族との時間を優先するため、朝早い時間を活用してトレーニングを行っている。 「朝4時に起きて夜20時に寝るまで、動きっぱなしです。効率よく全て同時進行で日々動いてます。トレーニングは仕事の日は勤務前の45分。休日は家族との時間が最優先なので、早朝3時に起きてジムに行き、2~3時間ほどトレーニングをし、家族が起きる頃には帰宅します」 今までパーソナルトレーニングを受けたことがなかったが、お尻、ハムストリング、背中の強化のため、須江正尋選手(日本選手権トップ選手)のパーソナルを受けに行き、「トレーニングフォームの修正やアタッチメントやマシンの選び方など」を見直した髙田選手。 全体的なバランスの良い身体をつくりあげたのも、自身の弱点と向き合い、強化、改善しているからだろう。 「スクワットやベンチプレスの重量が上がるにつれて体幹部が耐えきれなくなっていたので、背中と肩のトレーニングメニューをかなり増やしました。産後2年で担ぐだけですが、やっと80kgを担げるようになりました。産後4年の今は110kg(1RM)です」