【神奈川県 2024年版】 夏の絶景・風物詩10選 心も体も涼む 西丹沢の秘峰とも呼ばれた畦ヶ丸山
◆鷹取山
鷹取山は、横須賀市と逗子市の間に位置し、その姿が群馬県の妙義山に似ていることから、「湘南妙義(しょうなんみょうぎ)」とも呼ばれる山。切り立った岸壁が特徴的で、かつては石切り場として岩を採掘するために利用されていた。 鷹取山周辺は公園として整備されており、展望台からの眺めは格別。鎌倉や江ノ島といった湘南エリアから、晴れた日には富士山から伊豆、箱根、房総半島まで、雄大なパノラマを望むことができる。 高さ約8メートル、幅約4.5メートルの、横須賀市の彫刻家、藤原茂氏により制作された巨大な磨崖仏、弥勒菩薩尊像も見どころの一つだ。 鷹取山(たかとりやま) 所在地 神奈川県横須賀市湘南鷹取3-3-520
◆稚児ヶ淵
稚児ヶ淵は、江ノ島の西南端に広がる、隆起現象により生まれた海食台地。 屏風のように連なる断崖の真下にあり、海の荒波に削られてできた多くの岩穴と、打ち寄せては砕ける波が迫力満点の岩場だ。 この岩場から眺める夕日はことさらに美しく、「かながわの景勝50選」にも選ばれた絶景スポット。天気に恵まれると、富士山の向こうに沈む夕日を眺めることができる。 稚児ヶ淵(ちごがふち) 所在地 神奈川県藤沢市江の島2-5-2
◆東扇島東公園
東扇島東公園は、東京湾に浮かぶ人工島の東扇島にある広大な公園。 園内に人口海浜やバーベキュー場、スポーツグランドといったさまざまな施設を備える総合型公園で、景観のよさが大きな魅力。 フットライトで照らされた雰囲気のいい潮風デッキからは、東京湾を一望でき、日が沈みかけた空の美しいグラデーションや、浮島町や千鳥町の幻想的な工場夜景が見渡せる。 東扇島東公園(ひがしおおぎしまこうえん) 所在地 神奈川県川崎市川崎区東扇島94-1
◆三溪園朝顔展
1982年から開催され、今年で43回目を迎える国指定名勝「三溪園」の朝顔展。外苑、中央広場の「月影の茶屋」で、「横浜朝顔会」の会員が育てた朝顔の展示が行われる。 朝顔は江戸時代から盛んに栽培されてきた伝統園芸植物のひとつ。日本庭園との親和性が高く、庭園に彩りを添えてくれることから、三溪園では毎年夏に展示会を開催。大きく美しい花を咲かせる「大輪朝顔」や、葉や花びらのかたちが珍しい「変化朝顔」など、約40点の厳選された花が観覧客を出迎える。 大輪朝顔はその名のとおり、花びらが直径20センチメートルを超え、その大きさに驚く人も多い。変化朝顔はその見た目から朝顔には見えないものも多く、希少性が高く珍しいため、園芸ファンから喜ばれているそう。 近年、注目を浴びているのが、摘み取った朝顔を水に浮かべる演出。老若男女誰もが立ち止まり、その光景を写真に収めていく。 また、期間中は毎日10:00から抽選で10人に朝顔の苗のプレゼントも行うので、早い時間帯に行くのがおすすめだ。 開催期間:2024年7月27日(土)~31日(水) 三溪園朝顔展(さんけいえんあさがおてん) 所在地 神奈川県横浜市中区本牧三之谷 58-1 ※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。 ※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。
CREA編集部