「本当にベッツにとって最善なのか」ドジャースは再重要ポジションを軽視している!? “ブ軍の安打王”獲得を検討すべきと米メディア指摘
ロサンゼルス・ドジャースはメジャーリーグ史上最もスター選手が揃ったチームのひとつだが、最も重要なポジションのひとつをなおざりにし続けていると、米スポーツサイト『The Sporting News』が現地22日に報じた。 【画像】大谷翔平ファミリーの“仲良しショット”を厳選してお届け! ドジャースが来シーズン、ムーキー・ベッツに再びショートの守備を任せようとしているなか、同メディアは「それが本当に彼の野球キャリアを息の長いモノにするための最善の方法だろうか?」と問いかけ、39歳のシーズン(あと8年)まで契約を結んでいるベッツにとって、「ショートが35歳を過ぎると良いパフォーマンスを維持するのは難しいだろう」との見解を示している。 そうした状況があるなかで、米メディア『Newsweek』のマット・ミュージコ記者は、「フリーエージェントになる前に新人契約が1年残っているトロント・ブルージェイズのショート、ボー・ビシェットをドジャースがトレードで獲得する可能性がある」と指摘した。 また、『The Athletic』の敏腕記者ケン・ローゼンタール氏は、「ブルージェイズが最近、クリーブランド・ガーディアンズとアンドレス・ヒメネスとのトレードを完了したため、状況が変わってきた。ブルージェイズがビシェットを公然と売りに出しているわけではないが、ショートをトレードする可能性は否定できない」と見解を示した。 そして、ローゼンタール氏は「その点を念頭に置き、ドジャースは少なくともビシェット獲得の検討を続けるべきだ。26歳の彼は、今シーズン336打席で打率.225、出塁率.277、長打率.322、4本塁打、31打点、OPS.598という厳しい結果となった。しかし、2021年から23年にかけて、そのポジションでトップクラスの攻撃力を発揮していたので問題ないだろう」と、ビシェットの獲得を推奨するとともに、来季以降の復調を示唆した。 アメリカン・リーグで2度安打王に輝いた経験のあるビシェットは、来シーズン開始時には27歳になる。ローゼンタール氏は、ドジャースが差し出す見返りのプロスペクトを考えると、これ以上彼の獲得コストが安くなることはないだろうと指摘している。 このようなトレードが実現する可能性は誰にも分からないが、特にブルージェイズがブラディミール・ゲレーロJr.の契約延長を決断し、ビシェットの再契約が不可能になった場合は、間違いなく検討する価値はあるだろう。はたしてビシェットは今オフ、ドジャースに移籍するのだろうか? 構成●THE DIGEST編集部