紀州のドン・ファン裁判、重要な証言をした“長年の愛人”は何者? 「関係を結ぶ代わりに20万円をもらう間柄に」
なぜ関係が拗れている時期にあえて……
判決では、須藤被告と野崎氏が18年2月に結婚したあとも、A子は野崎氏に呼ばれて性的関係を持っていたとされている。 「ドン・ファンの急死直後、A子は電話の一件があったのは18年3月だったと話していました。実はその時期は、二人がもめていた最中。ドン・ファンは自分の電話に出ないA子に業を煮やし、わざわざ家政婦のスマホを借りて罵詈雑言を浴びせかけていた。A子は法廷でこのあたりの事情には触れていません。ですから、関係が拗れている時期にドン・ファンが彼女に“覚醒剤やってるで”とあえて告げた意図を測りかねるのです」 判決を無罪に導く重要証言をしたA子。怪死ミステリーの続きが紡がれるなら、彼女に関する謎解きも注目されるだろう。 「週刊新潮」2024年12月26日号 掲載
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