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欧州勢躍進の波に飲まれ女子W杯16強敗退のなでしこJが突きつけられた課題とは?

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THE PAGE

 日本を発つ前に思い描いていたスケジュールを大幅に前倒しして、夢半ばで帰国の途につかざるをえなくなった。なでしこジャパンの選手たちがトランクに詰め込んだ手土産の中身は、現時点では悔しさや無念さ、あるいは不甲斐なさばかりが目立っているだろう。  フランスで開催されていたFIFA女子ワールドカップ2019。グループDを2位で通過した日本女子代表は、日本時間26日未明の決勝トーナメント1回戦でヨーロッパ王者のオランダ女子代表と激突。試合終了間際に献上したPKを決められ、1-2で苦杯をなめさせられた。  前々回大会で初優勝を成し遂げて世界中を感動させ、前回大会でも決勝戦に進出したなでしこジャパンが、ベスト8を前にワールドカップの舞台を去るのは3大会ぶりとなる。レンヌのロアゾン・パルクのピッチには、なでしこの選手たちが流した涙が染みこんでいった。  痛恨のハンドを犯したキャプテンのDF熊谷紗希(28)=オリンピック・リヨン=が、肩を震わせながら号泣している。一時は同点に追いつくゴールを決めたMF長谷川唯(22)=日テレ・ベレーザ=の、アシストを決めたFW岩渕真奈(26)=INAC神戸レオネッサ=の頬にも涙が伝っている。  優勝候補のアメリカ、ドイツ、フランス女子代表と準決勝まで当たらないブロックに入りながら、あまりにも早い終戦を迎えた。それでも日本女子代表の初代専任監督で、現在は解説者を務める鈴木良平氏は「今大会で内容が一番よかった。悲観する必要はない」と及第点を与えた。 「前線からしっかりとプレスをかけていたし、プレスをかけることができない状況でも自陣に引かず、高い位置を保ちながらプレーしていた。逆にオランダにプレスをかけられてもクリアに逃げず、ゴールキーパーからパスをつないでプレスをかいくぐっていく勇気を何度も見せていた。  そして中盤のパスワークにつなげ、アタッキングゾーンに入ってからは岩渕を中心としたコンビネーションで相手の最終ラインを崩し、フィニッシュにまでもっていく形を数え切れないほど作っていた。見ていて楽しいというか、今大会の全参加国のなかで最も美しい攻撃を見せたのではないか」

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