災害に事件… 1年の憂いを一掃 猿賀神社(青森・平川市)で「煤払祭」
青森県平川市の猿賀神社は22日、年末恒例の「煤払祭(すすはらいさい)」を行った。雪の中、神職ら5人が本殿や拝殿にたまったほこりを払い落とし、新たな年を迎える準備を整えた。 神事を行った後、烏帽子(えぼし)と狩衣(かりぎぬ)姿の神職らが、竹の先端にササを付けた長さ約4メートルのササ竹を使って、ひさしの裏や天井、柱などのほこりを丁寧に払った。 降りしきる雪を見ながら山谷敬宮司は「清めの雪とはいえ、これほど降ると暮らしへの影響が心配」とぽつり。「今年は正月早々の能登半島地震など災害や事件が目立ち、非常に残念だった。新しい年は神様のご加護の下で平穏無事な暮らしがあるよう願っている」と話した。 同神社は28日午後2時から罪やけがれをはらう「大祓式(おおはらえしき)」、31日午後10時から一年間の祭事が無事に終わったことを奉告、感謝する「除夜祭」を行う予定。