祖父は輪島功一氏の磯谷兄弟がアベック勝利 兄の大心はタイトル戦白星「兄弟で勝ててホッとした」
◇プロボクシング(2024年12月10日 後楽園ホール) ▽65・0キロ契約4回戦 磯谷広太(輪島功一スポーツ) 判 定 藤原蓮(黒潮) ▽日本ユース・ウエルター級王座決定戦8回戦 磯谷大心(輪島功一スポーツ) 判 定 加藤大河(DANGAN越谷) 元世界スーパーウエルター級王者・輪島功一氏を祖父に持つ磯谷兄弟がアベック勝利を飾った。プロデビュー戦に臨んだ三男・広太(17)は2―0で判定勝ち。功一氏が見守る中、突進する相手に冷静なボディーワークで対応。随所でカウンターで相手をぐらつかせるなど、祖父とは対照的なアウトボクシングで冷静な試合運びを見せ「KOしたかったが、デビュー戦で4ラウンドを戦えたことでいい経験ができた」と笑顔を見せた。 21年デビューの長男・大心(23)はタイトルに初挑戦。4回に左拳を痛めながらも、上下に攻撃を散らして2―0の判定で競り勝った。笑顔でベルトを腰に巻き「素直にうれしい。兄弟で勝ててホッとした」と表情を緩めた。 (伊東 慶久)