バレーSVリーグ女子・SAGA久光の深沢めぐみ、点取り屋へ奮闘中「決めきります」…出場機会増やす
10月に開幕したバレーボール・SVリーグ女子のSAGA久光で、21歳の深沢めぐみが出場機会を増やしている。「点数を取るのが役割。その意識を曖昧にはしない」。レフトの攻撃を担うアウトサイドヒッターとして、欠かせない存在になろうと奮闘している。 【写真】引退後は「呼子のイカを自分で釣って食べてみたい」」と語ったバレー元日本代表・石井優希選手
SAGAアリーナでの今季初戦となった16日の岡山戦はストレートで快勝。ジュースとなった第3セットで終盤にボールが集まったのは深沢だった。「今季は『決めきります』と言うようになった。託してもいいかなと思った」と主将のセッター栄絵里香。このセットではミスも目立った深沢だったが、「最後を決めたい」と気持ちを立て直し、自らの得点で試合を締めた。
岡山・就実高では、主力として全日本高校選手権で2連覇を達成。素質は折り紙付きだが、酒井新悟監督は「正直、ミスは多い」と指摘する。技術面とともに、失敗を引きずってしまう精神面でも課題が残る。ただ、深沢はそれを自覚した上で「(試合の)ポイントで点を取れる選手になりたい」と意欲を燃やす。
アウトサイドヒッターでは山口・誠英高出身で20歳の北窓絢音もコートに立つ時間を延ばしている。「試合で苦しい場面を乗り越え、成長してくれたら」と酒井監督。現在の順位は14チーム中8位。鍛錬の場となるレギュラーシーズンは来年4月まで続く。