四肢欠損症のママタレント、人生で最も“手がほしい”と思った瞬間告白し反響……胸中に秘めた無念「感覚を味わうことはできたんですけど」
先天性四肢欠損症のタレント・佐野有美さんが12月9日にYouTubeチャンネルを更新。視聴者からの質問に答える形で、人生で最も“手がほしいと思った瞬間”を告白しています。 【画像】現在は4歳の娘さん
手足がほしいと思うときはある?
佐野さんは先天性四肢欠損症で生まれ、NHK Eテレ「バリバラ~障害者情報バラエティー~」に出演するなどタレントや講演家として活動。2020年に第1子女児を出産しており、YouTubeチャンネルでは娘との日常を多く発信してきました。 今回の動画ではQ&A企画を実施し、「手足がほしいと思うときはある?」とストレートな質問が寄せられるや、「そりゃありますよ」と素直に笑いながら回答。幼少期には、同級生たちと一緒に「走りたい」「歩きたい」と思うことが多かったといいます。
自分の手で娘を抱っこしたい
また人生で最も手がほしかった瞬間として、「やはり娘が生まれたときに、抱っこしたい、手がほしいと思った」と無念をにじませながら告白した佐野さん。 練習を重ねて1人で抱っこ紐を利用できるようにはなりましたが、「抱っこしている感覚? というのを味わうことはできたんですけど、やはり自分の手で娘を抱っこしたいという気持ちはすごくありました」と正直な思いを語っています。 その他にも、「周りと比べることはありますか?」「今の社会に変わってほしいことはある?」などの質問に答えた佐野さん。 視聴者からは、「出来ることは一生懸命やってる事だけでも素晴らしいと思います」「抱っこできない悲しい気持ちを乗り越えて、すぐに切り替えて、言葉でめいちゃんに、抱っこしよ、ギューと呼びかける佐野有美さんは、お母さんの鏡だと思います」「ママはめいちゃんを抱っこしたくても、手がないからママかわいそうと思える優しさと、ママの優しさを人一倍逆に感じる子供に育つのではないかと思います」など反響が寄せられています。
ねとらぼ