モテる大人の春コーデは、ちょい透けてる!?
うららかな春の陽光に映える肌見せと、夏の日差しの下で映えるそれは、まったくの別物。春の大人の肌見せに直球勝負は野暮ってものです。抑制を効かせた、そこはかとなくヌーディなさじ加減が大事なのです。 春の大人は、ちょいエロい!
どこかがヌーディでエロい
ご存知のように肌見せはセクシーを演出する常套手段。とはいえやりぎると、若者的な全開放エロになりかねず、夏へ向けての助走期間である春にはフライング感が否めないのも事実です。 ほのかに香り立つエロが大人ならではの魅力と捉えるなら、大切なのは素肌感。そこで欲しいのは、一見しただけでは気づかれない抑制を効かせた繊細なヌーディさ。これを演出できるのが、編み地からほのかに素肌が透けるミドルゲージのニットなのです。しかも、今季は図らずもこの手合いが大豊作。春霞のごときヌーディニットをさり気なく仕込めば、ふとアウターを脱いだ瞬間、逆光に透ける腕や胸元の肌感でドキドキを醸成できるかと。
トラディショナルなプリンス・オブ・ウェールズを配し、エレガントでありながらもスポーティーなブルゾンに、王道のグレースラックス。色気とはまた違うベクトルでまとめた上質なカジュアルコーデには、ほんのりヌーディなコットンニットのポロシャツを忍ばせて。あえて第一ボタンまでしっかりと留めて、きちんと感を担保した上で、ふとさり気なくニットの透け感を感じられた時、ギャップによるエロスは最高潮に達するのです。
ここが”ちょいエロ”ポイント
遠目ではわからないけれど、実は近づくとうっすらと肌を感じるぐらいの透け感がベスト。ざっくり感のあるミドルゲージニットは、やさしく陽光を透過するオフホワイトやベージュが狙い目です。素肌で纏うのが前提なので、肌触りのやさしさも重要。
春の光を味方につける、絶品ヌーディニット
◆ ZEGNA/リッチな抜け感がたまりません
比翼仕立てやシャツ風のカフスが、紳士らしい端正な雰囲気を醸し出す一方で、コットン×シルクの鹿の子ニットはほのかな透け感。このこなれたバランス感覚こそ、まさに大人のヌーディと言えるかと。シルク混ならではの軽やかさとソフトな風合いも、素肌に気持ちいいんです。