成田空港、旅客コロナ前9割に回復 訪日客167万人、コロナ前超え続く=2月実績
成田国際空港会社(NAA)の2024年2月運用状況速報値によると、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年同月比42%増の310万8784人で、3カ月連続で300万人を上回った。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)前の2019年同月と比較すると7%減で、初めて9割を超え、2年11カ月連続で前年を上回った。総発着回数は21%増(19年同月比7%減)の1万8172回で、2年11カ月連続での前年超えとなった。 旅客数は国際線が52%増(19年同月比11%減)の248万6530人で、国際線旅客は200万人を9カ月連続で突破した。このうち日本人は65%増(47%減)の59万9786人、外国人が66%増(21%増)の167万1034人、通過客が20%減(25%減)の21万5710人となった。また、国内線の旅客数は12%増(12%増)の62万2254人だった。 国際線旅客は36カ月(3年)連続で前年を上回った。外国人旅客は2月の最高値を記録しコロナ前超えが続く。一方、日本人旅客は半数近くの戻りにとどまっており、依然として回復に差がみられる。国内線旅客は36カ月連続で前年同月を上回り、2月の最高値となった。
Yusuke KOHASE