エンバペ、オシムヘン、キミッヒ…2024年夏の移籍市場で高額移籍の可能性がある30選手
ヨズア・キミッヒ(バイエルン・ミュンヘン)
ヨズア・キミッヒも契約が最終年を迎えるバイエルンのスターのひとりであり、この夏、新たな挑戦に挑むだろうと広く予想されている。29歳のキミッヒはアリアンツ・アレーナで獲得できるすべてを手に入れ、その間390試合出場を果たしたが、契約更新の話し合いは行き詰まっており、多くのトップクラブが臨戦態勢に入ろうとしている。 マンチェスター・シティ、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッドが入札額をあげていると言われており、バルセロナが興味を示しているとの報道もあって、ラ・リーガもキミッヒの選択肢に入りそうである。彼自身が、その輝かしいキャリアの最後をどこで迎えるのがベストと思っているかだけが問題である。
キリアン・エンバペ(パリ・サンジェルマン)
現代サッカーにおいて最も長く続いた移籍をめぐる物語が、この夏とうとう終わりを告げそうだ。キリアン・エンバペがフリーでレアル・マドリーに加入することはほぼ確定しているが、現在のパリ・サンジェルマンとの契約である1シーズン3,700万ユーロ(約63億円)という報酬の大幅カットは受け入れなければならなそうである。 それでも、このワールドカップ優勝選手は、レアル・マドリー史上最高額の選手となることに満足すべきであり、アタッキングサードでエンバペがヴィニシウス・ジュニオールやロドリゴと並ぶことを予想すると、恐ろしいかぎりである。プレミアリーグもエンバペの移籍先として可能性があると言われており、リヴァプールやアーセナルが興味を示しているが、エンバペはサンティアゴ・ベルナベウのきらめく光のもとでプレーするべく生まれてきた選手であり、バロンドール獲得という夢をかなえるには最高の場所である。
ジャマル・ムシアラ(バイエルン・ミュンヘン)
バイエルンは12年ぶりにタイトルなしのシーズンを終え、アリアンツ・アレーナに暗雲が立ちこめているが、ジャマル・ムシアラはそれでも胸を張っていられる数少ない選手のひとりである。21歳のムシアラは、チームとしての結束が衰えていたバイエルンにあって12得点8アシストを記録し、EURO2024を開催するドイツの一番槍になる準備はできているようだ。 『ガーディアン』によると、ムシアラの目覚ましいプレーは、マンチェスター・シティで攻撃的MFのオプションを増やしたいペップ・グアルディオラ監督から注目されているという。ムシアラは、これから何年もキャリア最高のシーズンを迎えるに違いなく、プレミアリーグ王者がバイエルンによるムシアラの評価額と報道されている1億ポンド(約200億円)にひるむ可能性も低い。