柔道の大外刈りで鎖骨折るいじめ 新潟県阿賀町の中学、PTSDに
新潟県阿賀町の町立中学校で2021年、男子生徒がいじめを受けて心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断されていたことが3日、分かった。町教育委員会が第三者委員会の調査報告書を公表した。柔道の大外刈りをかけられ、鎖骨を折るけがをしたことや、からかいをいじめと認定した。 報告書によると生徒は21年1月、学校の玄関近くで上級生に大外刈りをかけられ、全治3カ月の鎖骨を折るけがをした。この他、第三者委は(1)けがによって体育を見学したことを同級生にからかわれた(2)合唱コンクールの打ち上げへの参加を断られた(3)部活動で部員から「きもい、きしょい」と言われた―などをいじめと認定した。