大谷翔平、来季東京開幕での“二刀流”復帰は困難とロバーツ監督が示唆 打者での出場で「ラインナップには名を連ねる」
2025年3月18・19日の2日間にわたって、MLBのシーズン開幕シリーズとしてドジャースとカブスのゲームが東京ドームで開催される。日本人選手が主力を担う両チームの対戦とあって、高い注目度となることが間違いない同カードだが、期待が寄せられていた大谷翔平のピッチングは先送りになる見込みのようだ。 【動画】MLB公式もクローズアップ! 大谷の妻・真美子さんのガッツポーズシーン ドジャース専門メディア『DODGERS NATION』が、デーブ・ロバーツ監督が語った、大谷の投手復帰についての見解を伝えている。 ウィンターミーティングの最中で大谷の「二刀流」について問われたロバーツ監督が、カブスとの東京シリーズで登板する可能性は「非常に低い」と語ったという。指揮官は、「最大の問題は右肘だ。いつメジャーの試合で投球を始めるのか、その準備をどう進めるかが課題だと思う」とも述べ、来年3月の開幕戦までに、完全な回復が見込めないと明かしている。 ロバーツ監督の意向を踏まえ、同メディアも大谷の投手復帰時期について言及。「オオタニが2025年中にマウンドに戻ることは確実視されているが、その具体的な時期はまだ不明だ。ドジャースはオオタニの負担を慎重に管理し、投球復帰までのプロセスを模索する方針だ」などと、今後を見通している。 また、打者での出場は問題ないとして、「ドジャースはオオタニがシーズン開幕のラインナップに名を連ねると確信している」と説いており、ワールドシリーズで負った左肩の負傷に関しては影響が無いと指摘。 その上で、「ドジャースでの初年度にMLB史上最高のシーズンのひとつを成し遂げたオオタニだが、ファンは二刀流としての復帰を待ち望んでいる。その姿が見られるのは、おそらくアメリカでのレギュラーシーズンが始まってからになりそうだ」と見解を示している。 大谷自身も日本での登板に強い意欲を示していたことが伝えられていたものの、ドジャースでの二刀流“お披露目”までは、もうしばらくの期間が必要となるようだ。だが、どのタイミングでの復帰となったとしても、大谷のマウンド姿はこれまで以上に観客の視線を惹きつけるだろう。2025年シーズン、投打での“ショウタイム”を楽しみに待ちたい。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]